みどり会の歴史

近年、「社会福祉」という言葉が身近になり福祉系といわれる大学や専門学校も急増しています。

そうした中で、日本における社会福祉学の先駆的な役割を担ってきたのが日本女子大学社会福祉学科です。

日本女子大学に、日本のみならずアジアで最初に社会事業学部が創設されたのは大正10年(1921年)。
まもなく100年の歴史があります。

創設当時は「社会」という言葉にもアレルギーがあった時代です。
第一次世界大戦が終結し、大正デモクラシー運動が盛り上がっていました。日本でも資本主義経済の成熟があり、貧富の格差が生まれ、物価の騰貴、ロシア革命の影響で労働者のストライキの頻発など多くの社会不安が噴出していました。

そのような時代に、本校では創立者、成瀬仁蔵の社会改良思想に発し、関連するテーマの講師が招かれ、刺激を受けた学生が自らの生涯の仕事として、社会事業や運動に多く入っていきました。
その動きの中で、当初は「社会事業学部」として発足しました。
当時の麻生正蔵校長は『従来の慈善事業に対して、これからの社会事業は国民の社会生活改善の事業であって、より系統的、専門的、科学的でなければならず、さらに積極的、計画的しかも実務的でなければならない』ことを主張しています。

こうした実践的な視点からの授業内容から、戦前にはソーシャルワーカーや保育所長、医療救済などに取り組んだ社会活動家を多く輩出し、 戦後は労働省婦人少年局長や厚生省児童福祉課長などの福祉行政に参画したり、自ら施設運営に携わった卒業生は枚挙にいとまがありません。

昭和23年には日本女子大学校が新制大学、日本女子大学への移行となり、それにともなって家政学部社会福祉学科になりました。
さらに文学部社会福祉学科を経て、21世紀を直前にした平成2年(1990年)に新しく創設された人間社会学部に編入され、以後新しい時代に向けた人材育成を目指しています。 多くの卒業生たちの相互の親睦をはかり、社会福祉に関する研究および実践活動を促進することによって社会福祉の向上発展に寄与することを目的に、昭和43年(1968年)に結成されたのが「みどり会」です。

変遷する社会状況を踏まえ、同時に会員のニーズに対応できる活動を心がけながら、今まで活動してきました。
社会の第一線で活躍する卒業生はもとより、福祉の現場を懸命に支えている多くの会員、あるいは地域で各種リーダー的役割を果たしている人々、はたまた子育てその他家庭に在る会員を媒体として、今まで以上に今後も広く社会的意識の向上に寄与していきたいと願っています。

■みどり会現在会員数 5,777人(平成28年10月現在)

みどり会の歴史が写真で綴られました「eアルバム」が社会福祉学科80周年記念に制作されました。
「eアルバム」(2002年発行)をご希望の方は お問い合わせフォームよりお申込みください。

<内容>

第1章 日本女子大学のあゆみ
第2章 みどり会のあゆみ
第3章 卒業生の足跡
第4章 80年間の全卒業写真(1925年~2001年)

一枚 1000円(送料込み)
お申し込み後、こちらからご連絡させていただきます。


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